まず、先に書いておきますね!
RAiNBOW SOULの商品、ワークショップで使うキャンドルの原料は
国産のパラフィンを使ってます。
芯も国産のものを使用しています。
顔料はドイツ製と、日本製のキャンドル専用の物を使用しています。
キャンドル屋さん、講師として活動していると、夏休みになると自由研究もあるので、
これからの時期は親子でワークショップに参加される方が非常に多くなります。
そこで、お母様方によく聞かれることがあります。
「100均で売ってる材料でキャンドル作れるってネットで見たけど作れますか?」とか、
「仏壇ろうそくを溶かしてクレヨンで着色して、タコ糸で作れるの?」とか・・・・・。
キャンドル屋さんをしていて、商品の着色を100均のクレヨンでしてまーす!
なんて、言えないし、やらないですよね、、、、。
それを、あえてやってみました!!!!!
一般的な良いクレヨンといえば○クラクレヨンだと思いますが、
こういう時に皆様使われるのはだいたい100均のものということで
問題なく描けます、描けます!
ぐりぐり描けます。
100円でこれだけのカラーバリエーションというわけで、もちろんMADE IN CHINA
材質は炭酸カルシウム、ろう、オイル、顔料と表記があります。
中国製のこれらの原料を燃やしてどうかは化学的な実証はございませんが、
とにかく作る前から不安でしかたなかったです・・・・・・・・・。
Googleで「炭酸カルシウム 燃やす」などのワードを調べましたが、
化学的な難しいことばかりで安全かどうかはわかりませんでした。
とにかく続けますね!
透明感のない色がクレヨンの特徴です。
キャンドルの顔料でこのような色を作るとなると白の顔料を加えないと出ない色です。
こちらタコ糸を芯として実験する為に、初めてタコ糸を張ってみました。
芯の違いも画像でご覧下さい。
キャンドルの芯はロウが吸い上げられるように、編み込みで作られております。
それに対して、タコ糸はねじったように作られておりますので、
よりと反対にねじると簡単にほどけます。
2配色にしようとブルーのクレヨンはなかな溶けないので、ペレット状のロウとともに
お鍋の底をこするようにして溶かしました。
この地点で、普段感じない異臭も若干ありました。
ほんのり温かみのあるような普段のロウのほんわりした香りという感じではなく、
ん???なんか臭いという、香りということばではなく、
ニオイとしか表現できないニオイがしました。
型に流して、冷やし固めます。
完成した物がこちら。
左と真ん中はクレヨンで着色した物で1点はタコ糸、
1点はキャンドルの芯をいれてみました。
見た目はクレヨンで着色した物も悪くはないですね・・・・・。
透明感は無いけど、そういう色が狙いであれば問題ないと思います。
そして、キャンドルという物はやっぱり火を灯してどうかだと思います。
もし、非常用として使いたい時に火がつかないと全く意味がないですよね!?
燃焼実験
1番上の画像:火をつけて1分後
開始直後はロウがいきわたるとかではなく、
芯がもえているだけなので3つとも勢い良く燃焼。
2番目の画像:開始3分後
特に変化はないですが、左のタコ糸の炎がやや弱いのと、ススが結構出ました。
3番目の画像:開始5分
左のタコ糸は消えてしまい。
再度火を灯すもすぐに消えてしまいます。
画像ではわかりませんが、徐々に嫌なニオイが店内に溢れてきました。
途中、溶けたロウを流し捨てながら約30分燃焼を続けました。
この間、真ん中のキャンドルは3回火をつけ直しました。
淡い色なのでまだましかもしれませんが、おそらくクレヨンの顔料が、
芯に目詰まりして火が灯しにくいものだと思います。
最後まで燃焼実験を頑張りたかったのですが、もうニオイが大変で、
体に悪いんじゃないかと思い、ここでやめました・・・・・・。
RAiNBOW SOULで使用している顔料は火を灯すのを前提に
作られているキャンドル用の顔料です。
私の認識では、クレヨン=絵を描いたり、塗ったりするものなので
燃やすという考えがありませんので、
安全か、安全でないかはご自身でご判断頂ければ良いかと思います。
作ったキャンドルは癒しアイテムとしてせっかくなので、
灯して頂きたいと思っております。
大切なお子様のためにも、きちんとした原料で作られる方がオススメです。
また、ご自宅でキャンドルを作られると床やテーブルが汚れるので大変と聞きます。
床にロウをこぼすと滑るし、汚れも落ちにくいです。
以上、あくまでも私の主観で書かせて頂きました。
結果的に、嫌なニオイが店内に漂うので30分程の燃焼実験で
私はギブアップしてしまいましたが、
小学生の夏休みの自由研究くらいなら、低コストで家でできる方がいいや!
とお考えの方もいらっしゃると思いますので制作行程を参考にどうぞ!
ただくれぐれも1点、ご注意して頂きたい事がございます。
稀にガスコンロで直火でロウを溶かされる方がいらっしゃるようですので、
危険なので絶対にやめてください!
引火の恐れがございます。
また、電子レンジの使用も不可です。
IHコンロがおすすめですが、汚れるのが嫌だ、IHが無いという方は必ず湯煎で溶かすようにして下さい。
RAiNBWO SOULで使用している原料のパラフィンは融点が58℃のものですが、
仏壇ろうそくも同様の融点だと思いますので、湯煎でも少量であれば簡単に溶かすことができます。
長くなりましたが、7月〜8月もお子様もお楽しみ頂けるようなメニューをたくさん開催していますので、
良かったら質の高い原料で、キャンドルを作る事ができる環境で、レベルの高い作品を作りに来て下さいね!!
こちらに7月のスケジュールをまとめて書いております。
http://rainbowsoul.jp/news/july-2